「シンプル菌活メニュー」で摂取できるエネルギーと三大栄養素バランス

いそがしいヒトでも、すぐに始められて長く続けられる発酵食生活、「シンプル菌活」を考えます。
以下、以前の記事(食事摂取基準から考える「シンプル菌活メニュー」)で提案した「シンプル菌活メニュー」です。この献立を毎日続けることで、「栄養バランスの良い食生活」を実現することができるでしょうか。
先ずは、三大栄養素について見てみましょう。

朝食

  • レンチンごはん
  • 納豆
  • キムチ
  • 生卵
  • ミニトマト
  • バナナ
  • 飲料酢(希釈タイプ)
  • 麹甘酒
  • プロテイン
  • サプリ
  • ドリンクゼリー

昼食

  • レンチンごはん
  • インスタント味噌汁
  • 煎りごま
  • 三杯酢もずく
  • アーモンド

夕食

  • 食パン(ライ麦入り)
  • カマンベールチーズ
  • ヨーグルト
  • アーモンド

「シンプル菌活メニュー」の三大栄養素と目標値の比較

まずは結果から見てみましょう。「シンプル菌活メニュー」の分析結果は以下の通りです。
「エネルギー推定必要量」については、以前の記事(食事摂取基準で見る「エネルギーと三大栄養素のバランス」)で算出していますのでこちらもご覧ください。
以前の記事(「栄養バランスガイド」で考える健康な食生活)で「栄養バランスガイド」から見たシンプル菌活メニューは、お世辞にも栄養バランスの良い献立とは言えませんでした。ところが「日本人の食事摂取基準」でより詳細に検証した結果は何れも目標値を満足しており、先ずは「栄養バランス良好」といえそうです。

「シンプル菌活メニュー」で摂取できる三大栄養素
「日本人の食事摂取基準(2020年)」シンプル菌活メニュー
エネルギー推定必要量kcal/日2,190~2,6002,360
たんぱく質目標量%エネルギー13~2015
脂質目標量%エネルギー20~3027
炭水化物目標量%エネルギー50~6558
食塩相当量目標量g/日7.5 未満6.0

「シンプル菌活メニュー」の主なエネルギー源

いそがしいヒトのためのシンプル菌活メニューでは、「調理せずに食べられる食品」であることを選択基準としています。結果、肉や魚といったたんぱく質を含む食品が除かれ、いわゆる「ラクト・オボベジタリアン」メニューとなっています。それでは、1日に必要なエネルギーはどの食品で主に賄われるのでしょうか。以下、シンプル菌活メニューのエネルギー源ベスト5です。上位5品目で、一日に必要なエネルギーの約70%が賄われています。
上位5品目はいずれも「食塩相当量」が低く、日本食や菌活で懸念される「塩分摂りすぎ」の回避に貢献しています。また、シンプル菌活では調理をしないため、いわゆる調味料を使いませんが、油やバターを用いることなく手軽に脂質を摂れる食品として、2位にランクインした「素煎りアーモンド」はとても重宝します。
注目は、日本を代表する発酵食品である「麹甘酒」のランクイン、朝の一杯で炭水化物の摂取に大きく貢献しています。麹甘酒にはその他にも様々な健康・美容効果があり、シンプル菌活メニューに欠かせない一品といえます。

「シンプル菌活メニュー」エネルギー ベスト5
食品総重量エネルギーたんぱく質脂質炭水化物食塩相当量
レンチン
ごはん
360 g
(2パック)
538 kcal8.0 g1.4 g123.2 g0.0 g
素煎り
アーモンド
58 g
(約50粒)
368 kcal12.8 g31.8 g10.4 g0.0 g
食パン
(ライ麦入り)
126 g
(6枚切2枚)
318 kcal11.8 g5.6 g57.2 g1.2 g
麹甘酒200 ml202 kcal3.0 g0.6 g46.0 g0.0 g
ドリンクゼリー180 g180 kcal0.0 g0.0 g45.0 g0.2 g

「シンプル菌活メニュー」で摂取できるエネルギーと三大栄養素バランス” に対して6件のコメントがあります。

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