「腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる」 斜め読み③

当初のタイトルにもある通り、菌ケアでは「美肌」も目指しています。腸内同様、健康な肌にも多様な菌がバランスよく存在しており、常在菌バランスを乱すような過剰な洗顔をさけることがポイントと述べられています。そして、多くのヒトが悩まされているニキビも、解決のカギをはやはり菌にあるといいます。

抗生物質に頼らずにニキビを抑える。その難題をクリアしてくれる魔法のような存在が(中略)「表皮ブドウ球菌」です。最近は「美肌菌」として知られる、健康で美しい肌を保つために欠かせない、優秀な菌です。

下川穣. 腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる (位置NO.770). 株式会社幻冬舎. Kindle 版.

「表皮ブドウ球菌を増やす」「アクネ菌を過剰に増やさない」ことがニキビのできにくい肌を作るための菌ケアであり、さらに、治りにくいニキビでは腸内環境が絡んでいる可能性もあるとのこと。また、ニキビと並ぶ肌トラブルであるアトピー性皮膚炎についても、やはり「腸活」が有効な対策になるようです。

顔だけじゃない 頭皮も菌ケア

菌ケアの目指す「美肌」は顔に限ったことではありません。頭皮の常在菌バランスを整えることで「髪のエイジング」も防ぐことができるといいます。

実は、髪が生えてくる毛根付近に「菌」が存在しているのです。毛根付近のマラセチアやアクネ菌が暴れ出すと、それを抑えるために炎症が発生。炎症が慢性化すると、免疫細胞がその毛根を捨ててしまい、髪が抜け落ちます。つまり、抜け毛です。

下川穣. 腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる (位置NO.987). 株式会社幻冬舎. Kindle 版.

必要なのは「皮脂のコントロール」であり、有効な対策はホルモンバランスを整えること。そこにはやはり「腸内細菌」が関わっていて、乱れた食生活やストレスをさけることが重要となります。

菌ケアダイエット

「美肌」と併せて、当書のタイトルになっている「ダイエット」も、菌ケアの重要なテーマです。目指すのは「不健康に痩せた体」ではなく、「ヘルシーに引き締まったボディライン」。肥満の解消は、あらゆる疾患リスクを軽減させることにつながるといいます。

ストレスなく健康的に、きれいに痩せる、菌ケアダイエット。その基本となるのは、5つのポイントです。

① 白い炭水化物を茶色の炭水化物に置き換える

② 週3回以上蒸し料理を食べる

③ 基本の飲み物を緑茶にする

④ 夜ご飯は早めに食べて、次の食事まで12時間あける

⑤ 痩せ菌を育てる成分を積極的に摂る

下川穣. 腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる (位置NO.1305). 株式会社幻冬舎. Kindle 版.

5つのポイントのうち、①と③はすぐにでも毎日の食生活で実践することができます。②と⑤は、時間に余裕のある週末だけでも取り組みたい菌ケアで、ごぼうやキクイモの「蒸し料理」に挑戦したいところです。

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