納豆の代名詞!
タカノフーズ(株)の「極小粒ミニ3」
いそがしいヒトでも、すぐに始められて長く続けられる発酵食生活、「シンプル菌活」を提案します。
日本を代表する発酵食品である納豆。栄養価が高く、その「手軽さ」と「手頃さ」でシンプル菌活にも欠かせない食材です。 納豆と聞いて、多くの消費者がまっ先に思い浮かべるのは「おかめ納豆」ではないでしょうか。納豆売上ランキング一位の「極小粒ミニ3」は、業界最大手のタカノフーズ(株)が1980年代に発売したロングセラー商品です。
粒納豆「どれも同じ」?
以前の記事でもお伝えしましたが、私が実践する「シンプル菌活」では、朝食メニューの納豆に「 イオントップバリュ(株) たれ、からしを省いた 小粒納豆」を採用しています。理由としては、
- 近所にイオン系列のスーパーがあり、容易に手に入る。
- キムチと混ぜて食べるため、添え物(「たれ」や「からし」)が不要である。
- 添え物がなく、プライベートブランド品のため低価格。
何れも「無理なく続ける」ためには重要な要素ですが、肝心の栄養成分に優劣はないのでしょうか。早速比較してみました。
1パック当たり | 内容量 | 価格 税込 | エネルギー kcal | タンパク質 g | 脂質 g | 炭水 化物 g | 食塩 相当量 g | 糖質 g | 食物 繊維 g |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TOPVALU 小粒納豆 | 40g×3P | 16.2円 0.40円/g | 72 1.80/g | 6.0 0.150/g | 3.6 0.090/g | 5.5 0.147/g | 0.0 | 2.2 0.05/g | 3.3 0.082/g |
|
極小粒 ミニ3 | たれ なし | 50g×3P | 26.0円 0.52円/g | 93 1.86/g | 7.8 0.156/g | 4.8 0.096/g | 6.6 0.132/g | 0.003 | 3.0 0.06/g | 3.6 0.072/g |
たれ あり | 100 | 8.4 | 4.9 | 7.4 | 0.7 | 3.8 | 3.6 |
「極小粒ミニ3の価格」はサイト「おねだんノート」より税込78円としました。1パック当たりの内容量が異なるため、各々の栄養成分を内容量で除した値を下段に記載しています。結果を見ると、納豆そのものの栄養成分には大差ないようです。 極小粒を買うからには、「たれ」も「からし」も捨てずに使いたいところですが、食塩相当量の追加が心配なところです。
ときどき無性に食べたくなる「おかめ納豆」
私見ですが、美味しさでは「おかめ納豆」に軍配があがります。納豆の美味しさを引き立てる洗練された「たれ」の味わいは、ときどき無性に食べたくなるモノです。「シンプル菌活」を始める以前は、迷わず「おかめ納豆」を選んでいましたし、慣れ親しんだ、安心できる味わいの一品です。
一方で後発であるミツカン「金の粒」の猛追にも注目です。「におわ納豆」から始まり、バラエティ豊かな商品で売り上げを伸ばし続けており、納豆市場活況の立役者として目が離せません。納豆そのものでの差別化は難しく、結局のところ消費者は、「おいしいたれ」を求めて納豆を選ぶ傾向が見られます。「シンプル菌活」では「たれなし」という選択をしていますが、いろいろな納豆、添え物を試してみるのも一興です。
地方に目を向ければ、数多の地域特産品が全国でつくられており、未知の「なっとうワールド」が広がっています。週末に「納豆道」を究めるのも、奥深くて有意義な菌活になりそうです。