「腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる」 斜め読み②

私たちの体には、部位ごとに異なる1,000兆個もの菌が暮らしており、それらを整えることで様々な不調を直していく「菌ケア」というライフスタイル。下川先生の提案する新しい価値観ですが、中でも最も重要な取り組みはやはり「腸活」であり、当書でも最初のテーマとなっています。

目指したいのは、理想的な菌バランスを保つ腸内環境です。栄養を効率よく消化吸収し、老廃物をしっかり排出。免疫機能を整え、脳にポジティブな情報を送り、幸せホルモンをたっぷりつくり出すために、今日から腸ファーストの菌ケアをスタートしましょう。

下川穣. 腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる (位置NO.371). 株式会社幻冬舎. Kindle 版.

腸ファーストの菌ケア3箇条

実際に取り組んでいく際の基本的な考え方を、下川先生は「腸ファーストの菌ケア3箇条」として以下のようにまとめておられます。

  1. 菌を取り入れる
    • 「プロバイオティクス」を「外から直接取り入れる」
    • ぬか漬け、納豆、味噌汁など
  2. 菌を育てる
    • 腸内細菌のエサとなる成分を取り入れる「プレバイオティクス」
    • 不溶性食物繊維、水溶性食物繊維、難消化性でんぷん、難消化性オリゴ糖
  3. 菌の邪魔をしない
    • 「悪玉菌を増やす」「善玉菌にダメージを与える」行為を控える
    • 赤身肉、合成甘味料、乳化剤、果糖ブドウ糖液糖、ストレス

私がこれまで考えていた菌活は「発酵食品を毎日の食事に取り入れる」ことでしたので、3箇条の最初の一項目にすぎなかったということになり、その先に「育てて、邪魔しない」という取り組みがあることを学びました。 そして次章では、「3箇条」を実践するための具体的な食事方法、その名も「菌ファーストの食事術」について書かれています。

菌ファーストの食事術

腸内環境を整えるために一番重要なのは、薬でも運動でもなく、毎日の食事です。何をどう食べるのか、また何を控えるのかによって、菌のバランスは大きく変わります。そのヒントは、私たちが昔から親しんできた和食にアリ。

下川穣. 腸活にも、美肌にも、ダイエットにも! 菌ケアで美しくなる (位置NO.432). 株式会社幻冬舎. Kindle 版.

「菌ケア目線」で見た、「オススメMENU」「摂りすぎ注意LIST」について詳しく書かれています。下川先生も「忙しくても実践できる」ことを重視しており、この点でとても共感できる献立となっています。サバの水煮缶や緑茶、豆乳など、シンプル菌活にうってつけの食材もあり、すぐにでも応用したいと思える内容でした。

  • 主食:玄米、雑穀米
  • 主菜:魚
  • 副菜:納豆、ぬか漬け、めかぶなど
  • 味噌汁:玉ねぎ、サバの水煮缶など
  • 飲み物:緑茶、甘酒豆乳
  • 摂りすぎ注意:グルテン、果糖、食品添加物、アメリカンフード、アルコール

さらに下川先生は、菌ケア的最高の調理法として「蒸し料理」を推しています。こちらは少々ハードルが高いですが、ぬか漬けと併せて、週末に挑戦したい菌活です。

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